Wings of iridescence

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謎の写真無許可プリント販売サイト? [ 気になった ]

先日FBにて「写真作品が無許可でプリント販売されている海外サイトがある」という注意喚起のシェアが流れてきました。
後日談を先に述べておくと「クレームや購入者からの個人情報をフィッシングする狙いがある」可能性の指摘もあったとのこと。

いろいろ考えさせられる問題でしたので、少しまとめてみました。

 ○他人の写真作品を無許可販売する海外サイト?

デジタル写真界隈では、人の写真を盗用し写真集を出したり人の写真で雑誌の表紙を飾ったり、なんて話も以前からあり、写真を盗用された!なんて話も珍しくありません。
WEBにUPした写真がコピペされた先、第三者が収集しプリント販売で利益を上げていたとしたら……。

今回の注意喚起のシェアでも、多くの怒りの声が見られました。

このご時世想像は易い出来ごとでもあるのですが、少なくとも小さな個人なら声を上げられないのだろう、ということなのだとしたら不正義に感じるところではあります(´・ω・`)

後日談の話あたりでは、別の意図の可能性も指摘されもやもやした部分も。。。なんにせよ皆様冷静に客観的に判断出来るとよいな、と思います。

 

○問題のサイト「Wallpart」

以下が注意喚起のシェアが流れてきた根源の海外サイトです。
後日談で情報抜き取り等の可能性もあるということで、そのあたりは自己責任でお願いします!

シェア記事は、有名なフォトグラファーの作品が多くみられたとのことで、危機感を持ち発信されたようでした。
(※FB内でのシェア情報でしたので実名制もあり直リンクは避けました。もし気になる方は私もシェア(09/08/15)したので私のFBのページの方からご覧ください。

wallpart.com

後日談を読み、サイトを開くのも少し怖い感じになりましたが(笑)
私は初めにシェアが流れてきた時点で、自分の作品が無いか検索してしまっています。ちなみに私の作品は見当たりませんでした。それはそれでちょっと悲しいです(´・ω・`)

後日談の情報抜き取り・フィッシングについての情報ですが。
情報にあったのは「クレームをつけさせて個人情報を抜き取る」や「購入しようとした人の情報を抜き取る」ということで、それ以外は不明です。検索などの情報も把握される可能性があるので、自分の作品が無いのか検索すると逆に収集されてしまう可能性もあるかもしれません。
クレームによって掲載が削除された、という情報もあったようですが、サイト自体の信用が怪しいと思うと、こういった情報も鵜呑みに出来ず判断が難しいところです。

 

○Wallpartを見てみた。

とりあえず、話題となったサイトを見て見ました。
せっかくなので身近なワード「hakodate」と入力。

検索をクリックすると函館らしい画像が数枚並びます。Google画像検索したような雰囲気です。
ページを次に進めて見ていくのですが、ページごとに検索結果数がバラバラ、表示数もバラバラで不思議です(resultsはあてにならないような?)。。。それぞれの収集領域ごとなのかしら?
たまに次のページが検索結果なしになることもあり、これも謎です。

f:id:iriswing:20150810172548j:plain
Hakodateで検索してみた状態

ひとつ写真をクリック。それぞれ5.59$もしくは6.59$の値段がついていました。どうやらサイズで値段が2段階になっているらしく、6×4inch(15cm×10cm)が5.59$、12×8inch(30×20cm)が6.59$のようです。(※買ってみるまでの勇気はないけれど。。。

f:id:iriswing:20150810172737j:plain
写真のひとつをクリックしてみた状態

何ページか進むと、ただの旅行者の写真のようなものが現れました。
(※後から見るとなぜか見れなくなっておりスクショ無しです。。。ホラーか!
Google検索の画像ではスクロールしても見えてこない画像であり疑問に思い、掲載されている画像をGoogle画像検索にかけてみることに。
すると海外の旅行ブロガーらしき方の記事に到達。

beautifulwhip: Hakodate New Years Eve 2013

少し脱線ながら、自分の住んでいる函館を楽しく旅行されている様子を見るととても嬉しく感じます。
ブログなどからも画像収集しているのでしょうか?

あちらこちらの口コミによると、Google+Facebookをはじめ、写真のコミュニティ等さまざまな方面の画像が収集されている様でした。

 

○Wallpartによる説明

そもそも「これは詐欺サイトです!」などと明確な評価と共に流れてきた情報は先入観的な色眼鏡で見てしまいやすい状況となります。
ネットリテラシーの領域にもなりますが、「シェア数が多い」ことや「シェアした人が信用できる」ことなどは案外あてにならず、嘘の情報が拡散することも珍しくありません。

素早い決断力も重要かもしれませんが、情報を疑いより正確な情報で判断することも重要だと思います。
(この記事を書いている私はただの興味が原動力ですが。

ということで、シェア記事等のどこかでも話題に出ていた、Wallpartのページを見て見ました。

wallpart.com

上のとおり、WallpartにAboutUs(私たちについて)というページがあり、一部を要約してみると。(私も英語が得意なわけではなく、WEB翻訳経由でなんとなく把握してみた程度です。)

・私たちは多くのイメージの中から欲しいイメージを見つける手助けをし、それをプリントとして提供する。
・Wallpartでは写真を保存しておらず、検索はユーザーのブラウザで起こる。
・画像は注文を受けた際にユーザー(注文した人)から提供される。

つまり、Wallpartは写真をプリントするだけで、画像データは注文する人が(ネット上から)保存し送る、著作権に関する問題は注文者の問題である、といったところでしょうか。

もちろん悪意あるサイトと仮定すればこれらも全て信じられるものではありませんが、誰かが普通のサイトとして考えスタートさせたとすれば(もちろん著作権的にはよろしくありませんが)、Wallpartとしては画像データの位置(URL)を収集しているだけ?な仕組みなのかもしれません。

言い換えればビッグデータを利用した自動プリント販売サービス』でしょうか?
画像データの収集自体はGoogle画像検索をはじめ、日々何かに活用しようと収集され続けており、真新しくもなんともありませんし、それをプリント出来たら便利だよね、という思考が根源だとしたら、そこまで不自然にも感じられない部分があります。

やはり著作権の壁をすり抜けようとしている感は否めませんが、日常的な写真の使われ方の変化と共に、Youtubeで音楽を聴くようになるような変化が来ているようにも感じられなくもありません

 

○WEB上の画像はプリントして綺麗なのか?

横道にそれますが、ひとつ疑問としてWEB上の画像ではプリントの品質が低いのではないか?という考えがよぎります。ちゃんと見れる画質になるのでしょうか。

主観的な条件付きでですが、見れる画質になる、と思います。
PCのモニターで全画面表示にして普通に見れるサイズの画像であれば、同じサイズ程度のプリントは普通に見れると考えられます
(※写真に関わる人ほど画質が足りないと思うでしょうが、その他大半の人は一瞥で終わると想定しての、普通に見れる、との思考です。またプリントの質もある程度良いことも条件です。)

小さめのサイズの画像は流石に厳しいですが、インターネットのデータ通信高速化やデジタル機器の高画質化から、WEB上の画像サイズも高画質化の傾向にあるように感じられます。

実際A3くらいまでなら、そこそこの画質でちょっと解像度の良い画像(PCの壁紙にするくらいの=200万画素程度の画像)を、綺麗に印刷できるプリンタで出力すれば、一般的には文句があまり出ない気がします。

こういうサイトがあろうがなかろうが、見知らぬ国の見知らぬ人が道端などで、自分の写真を勝手にプリントして販売していたとして、それは知りようがないことだなーと改めて感じました。

 

○結局Wallpartって何?

結局Wallpartとは何なのか。わかりませんです(´・ω・`)

ただ実際にchange.org(Web上の署名活動サイト)においても、Wallpartに対する反意の署名が集められている事実はあるようです。

www.change.org

日本語での情報は皆無に等しく、英語も疎いので情報を集めにくい言語の鎖国状態。ほんと英語の重要さが身に沁みます(´;ω;`)

そもそも今回のシェア記事の近辺は、実害よりも勝手に掲載されたという被害意識先行感が強く、私は一歩引いて情報を見ちゃっています。私も気になりとりあえずシェアしたひとりですが、物事を冷静に見るって大事だなと思いました。

実際に無断掲載された作品が売られた可能性は否定できませんが、勝手に作品が掲載されていた!という話のみで、実際にそのプリントが大量に売られた等の情報がありませんし、また購入者やクレームの情報を抜き取るという情報も悪質でないショップも通常顧客情報を得る点では変わらないので、情報が何かに流出したり、クレジットカード被害にあったなど、とまでは聞かないあたり、微妙なところです。(このあたりも海外情報を把握出来ると、より正確になるのですが)

このWallpartのサイトがどのくらいの労力で構成されるものなのかわかりませんが、こういったサイトがひとつある、ということは他にも同様のサイトがある、と考えるのが自然だと思います。

もしこれが人工知能によって自動で生成されたサイトだったりするような時代になったらもっと怖いですが。。。

ただの大して流行っていないサイトであれば、そう騒ぐこともなくそのうち消えるのかもしれません。(実際インターフェースが使いやすい、なども感じられませんでした。

実際に対策を取るとしても、直接クレームのメールなどを入れるくらいしか出来ず、訴訟等にしても労力に見合う結果が想像できません。法律的にも国境を越えれば行使が難しくなりますし、現実的に個人で出来る対策はないのかもしれません。
出来ることがないのであれば、せめて無視するくらいしかないのでしょう。

とりあえず変な組織の資金源などになっていないことを祈るのみです。
(もしそうなっていたとしたら、これはもう私たちの手に負える問題ではありませんし。。。

 

○今後の対策

注意喚起!としてシェアされてきた記事で知ったこの事件?ですが、そもそもどう注意すればよいのでしょうか。(私などそもそも写真が載ってさえいませんでしたが(笑)

悪用された場合を考えて私たちが出来る対策としてはどんなことがあるでしょうか?
ぱっと浮かんだ3点を挙げて見ます。

 

①画像はコピーされる事実を受け入れる(受け入れられなければWEBへのUPを止める)
 画像はコピー(保存)されます。右クリックを拒否したところで、画面に表示されユーザーに見てもらえている時点でコピーされたデータはユーザーの手元に届いており、物理的に保存をされない状態にするにはWEB上に載せないことしかありません。

②作品に透かし・ウォーターマーク等を入れる
 自分の作品であることを示す透かしや、ウォーターマークなどの著作表示をすることもひとつの手です。商業的に活躍される方々はそれ自体もブランドマークにもなるでしょう。ただし写真の閲覧を妨げるほどあまり大きな透かし・ウォーターマークは、写真自体を見難くするだけの場合もあります。

③UPする解像度を減らす
 
WEBにUPする解像度を制限することで、あまり大きなプリントに出力に耐えられないようにすることは出来ます。ただし閲覧上小さくし過ぎても、写真自体が見難くなるので注意です。


実際に①の点からも写真が盗用転載されること自体を防ぐ手立てはなく、気になるのであれば定期的にGoogle画像検索などで自分の作品を検索してみるしかないでしょう。しかし手の込んだ人は反転や切り抜きなどされるそうで、そう考えると手間ばかりであまりメリットがありません。一般的には、盗用するような方は自滅するだろう、という気持ちで放置しても問題ないのではないかと思います。
(商用活動されてくるとそうはいかないと思いますが。。。

実際に販売されているのを見つけたり、購入した人の記事などで見つけない限り、発見できないので盗用プリントは非常に見つけにくいと考えられます。またWEB上の盗用に比較し、プリントのコスト等が発生する点もあり件数的には少ないのではないかと思います。

盗用転載や盗用プリントは、ある意味それだけ作品の価値があるから起きることで、自分であれば作品が盗用されていれば少し嬉しさも感じてしまいそうです←

 

 ○最後に

個人的には写真を見てもらうことを大切にしたいと思っています。
私の作品として多くの方に見てもらえたとしたらもちろん嬉しいことですが、それよりもひとりでも本当に気に入ってもらえる人に見てもらえた方がありがたいなという気持ちがあります。

全く商業化出来ていない立場であることも大きいですが、画像を小さくしたり余計に目が行ってしまう可能性のある著作表示をつけたりはせず、単純に写真だけを見てもらえたほうが良いかなというのが現在の私のスタンスです。

気に入って私の写真が保存され、壁紙や待ち受けに使われたりしていたのなら、それはとても嬉しいことです♪

写真を続けて行くために商業化出来たら、との思いもありますが、無理せず写真を楽しみながらマイペースに行きたいところです(●´ω`●)

 

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