Wings of iridescence

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フィルム体験記録 [ やってみた ]

以前から気になっていたフィルム写真!

最近周囲の写真仲間でもちょこちょこフィルムを始める人が……触発されて体験でもと試してみました(*´ω`)

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父親のお下がりでいただいたMamiya645

 

今回は長いです……が一回でまとめちゃいます。

 

   ☆もくじ☆

  1. フィルムカメラ① フィルムへの興味
  2. フィルムカメラ② お下がりのカメラ
  3. フィルムカメラ③ フィルムに驚いたこと
  4. 撮影するまでに① 電池について
  5. 撮影するまでに② 代替電池をつくる
  6. 撮影するまでに③ フィルムの種類について
  7. 撮影してみた
  8. 撮影してみて① ネガフィルムのデジタル化
  9. 撮影してみて② デジタルとフィルムの違い
  10. 撮影してみて③ フィルムのコスト

 

 

1.フィルムカメラ① フィルムへの興味

個人的なフィルムへの興味は、とにかく『デジタルとフィルムの写りの違いを体感したい!』ということ。

デジタルとフィルム、どちらが良いかという不毛そうな論争もありますが、私個人としてはフィルムって子どもの頃にちょこっと触れたような気がするなーという程度です……。

2012年ごろから一眼に手を出し始めた僕としては、ほぼ写真=デジタルであったため、フィルムカメラは懐かしいものではなく新鮮なものでした♪ 

 

 

 2.フィルムカメラ② お下がりのカメラ

フィルム撮影にはフィルムカメラが必要です。
幸い、父親が昔フィルムカメラを使っていたので、聞いてみるとお下がりでいただけることに♪
(※良くありげなパターンです(笑)

気になっていた中判はMamiya645!(調べると発売開始が1976年らしい)
先日、中判?か大判?のフィルムカメラを使っている方に見せていただいてから、ウエストレベルファインダーがとても気になっていたのですが、残念ながらそれではありませんでした(ノω・、)

35mmフィルムはキャノンⅣSb(こちらは発売開始が1952年らしい)というカメラを使ってみることに!

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キャノンⅣSb(たぶん)

 

 

3.フィルムカメラ③ フィルムに驚いたこと

フィルムカメラにも電池が必要な機種がある、ということに驚きました(´・ω・`)

ついなんとなくアナログ=非電化なイメージでしたが、よく考えるとそんなわけはないですよね……。

電池が必要なカメラにも、電池をシャッターを切る仕組みなどに使う電池が無いと撮影出来ないカメラと、電池は露出計などに使うのみで撮影自体は電池が無くても出来るカメラがあるようです。

使おうとしている中判カメラは、電池無しではシャッターを切る(開ける)ことは出来ても、自動で戻らない(閉じない)仕組みでした。手動で閉じることは出来ますが、シャッタースピードが手動状態に……普通に撮影するには電池が必須でした。

35mmフィルムカメラはいくつか選択肢がありましたが、電池の準備が面倒なため古い電池いらずの機械式シャッターのキャノンⅣSbを選んでいました♪

 

 

4.撮影するまでに① 電池について

今回使おうとしている中判カメラには4SR44もしくは4LR44という電池が必要でした。
単四電池を短くしたような形で、オーソドックスなタイプのようです。

昔は性能も良い水銀電池が使われていたようですが、環境負荷が高いことから日本では1995年から製造中止となっているようです(Wikipedeiaの水銀電池の項目参照)。

SRというのは酸化銀電池のことで水銀電池の代替的性能があるもの、対してLRというのは一般的なアルカリ電池のタイプだそうです。

まとめると

   SR=酸化銀電池 長期保存性に優れ、電圧が安定している。精密機器向き。だが高い。
   LR=アルカリ電池 酸化銀電池に対して性能で劣るものの、コスパが良い。

ということのよう。

記憶が間違っていなければ、値段は4SR44が2~3千円に対し、4LR44は400円~800円程度だったような気がします。まとめ買いでもっと安いものもあるかもしれませんが、どっちにしてもちょっと高い!

というのもこの電池はフィルムカメラ用途をメインに普及していたらしく、フィルムカメラの衰退と共に減少しているようです。

 

と、少し調べると、SR(LR)44の電池4個で代替電池になるという情報を発見。

この4SR(LR)44という電池、外見は単4電池の短いサイズですが、中にはSR(LR)44というボタン電池が直列で4個入っているだけとのこと。

ボタン電池のSR(LR)44は様々な用途で使われ続けているので、安定して手に入ります。とはいえSR44は高いので、安いLR44で代替してみることにします。

4SR44専用の機器で4LR44を用いると、電圧の安定性が劣る点で場合によっては動作が不安定になる可能性もあるのだとか。自己責任てやつですねー。

 

 

5.撮影するまでに② 代替電池をつくる

ということで4SR(LR)44をLR44を4つで代替することにしました。
しかし、ただ4つ詰め込んでもプラスとマイナスの極に届かず使えないようです……そこで古いカメラに入っていた4SR44を分解しアダプターに活用することに。

LR(SR)44を4つ入れて4LR(SR)44として使える専用のアダプターも売られているようですが、何故か1000円以上します……高い!

とりあえずLR44の電池は、2個セットを2個百均で購入しました(216yen也)。

 

さて4SR44分解します。
鉄の包みを剥がすと、プラスとマイナスの極のパーツと、紙の筒がとれてきます。
紙の筒の中には4つの電池が詰まっています。紙の筒を破壊しないように電池を取り出します。

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電池をばらし終えたの図

百均で購入したLR44を紙の筒に投入!
電池を外す時に接着されてるのかな?と思ったほど、紙の筒はボタン電池ぴったり設計です。

鉄の包みで元通りに巻こうとしてみたものの、折れるだけで綺麗に巻かさらず断念。絶縁テープのようなものがあると良いのかもしれませんが、メンドクサイので今回はその辺にあったマスキングテープで巻いて完成!

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両極を固定した後、中央でテーピング。まるでノリ巻き。

電池が完成し、中判カメラの動作OK!
あとはフィルムがあれば試し撮り出来るところまで来ました。

 

 

6.撮影するまでに③ フィルムの種類について

フィルムの種類も知識が無いと超わかりにくいです。

  1.サイズの種類

 ・35mmフィルム=135フィルム

27枚撮りや36枚撮りなどと表記される一般的なフィルム使い捨てカメラなどほとんどはコチラ。デジタルで云うフルサイズと同じサイズのフィルム。

 ・ブローニー(判)フィルム=120フィルム/220フィルム

こちらは中判カメラ用のフィルム。645[6×4.5]や6×6、など区切り方で撮影枚数が変わる。220フィルムは長いタイプで長い分太くなるため、カメラが対応していないと入らない場合もあるので注意。

  2.仕組みの種類

フィルムには感光の仕組み?の違う2種類があります。

 ・ネガフィルム

ネガはネガティブの意味で、フィルムに反転した像が記録されます。
現像行程が比較的簡易で、一般的な現像を扱う街の写真屋さんで現像可能です。
ラチチュード(明暗の記録可能な幅)が広く、露出ミスの許容幅が大きめで初心者向け、らしいです。

 ・ポジフィルム、リバーサルフィルム

ポジはポジティブの意味で、ネガとは反対にそのままの像がフィルムに記録されます。そのため、このまま映写機などで投影することもでき、スライドフィルムなどとも言われるようです。

現像行程がポジに比べて難しく、田舎の写真屋さんではほとんど対応出来ないらしく、都会の現像所送りになります。

ラチチュードがネガに比べて狭く、露出がシビアで難しく玄人向けとされるようです。

  3.感度の種類

デジタルで言えばISO感度。フィルムではフィルムごとに固定です。
現在では一般的なのは100、400などで、高感度では1600などがあります。

カメラ側に感度を選ぶつまみなどがあったりしますが(露出計に連動している場合もありますが、していない場合は忘れないための印といったところ)、そこにはASA感度などと書かれているのと同じ意味です。

昔は技術的にもフィルムの感度が低かったようで、キャノンⅣSbでは200までしか表示が無いかわりに下は10までありました。

 

 

7.撮影してみた

やっと撮影まで、話が進みました(´・ω・`)
初めてのフィルム撮影は、桜の下見も兼ねて松前に行ってみた時に!

 

☆ブローニー(中判)フィルム / mamiya645

その場で確認できないもどかしさは多少感じましたが、それほどでもありませんでした。ま、初めてだし上手くいかなくて当然!なスタンスであったせいかもですが。

しかし撮影枚数が限られるため嫌でも(?)撮影に集中してしまいます……失敗しないようにとシャッターチャンスがあるのなら逃してしまいそうなくらい調節に時間をかけていました。

思えば、デジタルならばあっという間に撮り終わり通りすぎてしまうところを、十分も二十分もかけていたかもしれません。

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松前にて

こんな感じでした。とりあえず写っていてホッ(*´ω`)

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松前にて

複数枚で中央あたりに斜めに影があるような気がしました。
もしかしたら、シャッター幕が綻びているかもしれません……。

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松前にて

デジタルと比べて、写りのふんわり感はなんとなく体感できたような気がします。
でも、もう少し試したいところ……

 

☆35mmフィルム / キャノンⅣSb

こちらも同じく松前で撮影したつもりでいましたが、フィルムが破れており1枚も撮影出来ていない自体に!

原因はフィルムの上下に引っかかるギアが、フィルムを入れる時に引っかかってしまうことのようでした。このギアに引っかからないように、昔のフィルム(ライカの時代)はベロ(フィルムの最初の、半分がない部分)が長かったようです。新しい時代のフィルムは短いのが当たり前になったようですが、古いカメラは気をつけなければいけません。(以下のリンクが詳しかったです!

www.photobazar.jp

と、ベロ切りをしてフィルムを投入し再度撮影に!

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現像すると大半が真っ黒!

やっと撮影出来たものの、今度はシャッター幕に穴が開いていたことが判明しました……。
古いカメラはそう簡単には行きません(-ω-)

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なんとか写っていた一部。オールドレンズ感がすごい……。

もうフィルムというより、オールドレンズの影響が強く感じられる写り……。
この辺りの時代のレンズも気になってきます!

 

 

8.撮影してみて① ネガフィルムのデジタル化

最初に、WEBへどうUPすればいいのか悩みました。

フィルムをとりあえず現像したものの、デジタル化しなければ載せようがありません……さっと思い浮かぶのは以下二つ。

①プリントしてスキャン
②フィルム自体をスキャン

とりあえず①は全部の写真をプリントできるセレブリティは無いのでボツ。②のフィルムをスキャンする方向で探ってみました。

スキャンする場合、ネガなので反転をかけたのち調整する必要があります。

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スキャンして反転してみた。

とりあえず普通のスキャナーでスキャンしてみたものの……反転しても色が乗らない!

読みとる側から光をあてる反射光式なのが原因であったようです。
上手に色を戻すには透過光式、反対側から光をあてフィルムを通った光を読み取る方法でなければいけない?ようでした。

しかし透過光式のスキャナなんてありません(´・ω・`)
検索してみると、フィルムスキャナーというものもありますが、安くても2~3万……しかもJPEGでしか出力できず解像度も低め。うーん。

 

透過光で記録出来れば良いので、結局一眼で撮影することにしました。

フィルムをデジタル化するために、デジイチで撮影しなおさなければならないとは、少しシュールな展開(-ω-)

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一眼で撮影してみた結果、なんとか見れるように!

なんとか見れる程度にはなりました(*´ω`)
その後、再度歪みが少ないように撮り直したのが、「7.撮影してみた」で載せていた画像です。

しかしちょこっとゴミがあるだけで写り込んでしまうし、解像感も弱め……引き延ばすとデジタルよりも情報量が多い?と、聞いていたのにフィルムの利点が活かせていない感じが少しもどかしいです。

 

 

8.撮影してみて② デジタルとフィルムの違いについて

フィルムの写りの柔らかさを感じることが出来ました♪

撮影時に結果が見えない点もある意味フィルムらしい楽しみ方に感じます。
暗闇でのライトペインティングなんてし出すと、フィルムでは細かな位置調整がし難くその場で失敗が見れない点で、サイクルの遅さが欠点として出てきますが……。

活用する面では課題が多いですが……デジタルでしていることをフィルムでしてみるだけで、新しい発見がありそうでワクワクします(*´ω`)
たとえば、オールドレンズをデジタルで試すようなことはありますが、逆に新しい世代の道具をフィルムで使うなんてことは少ないですよね……!

デジタルでは必須ではないため疎かにされがちなプリントですが、フィルムこそプリントが必要そうだなーとも感じさせられました!

 

 

9.撮影してみて③ フィルムのコスト

フィルムにかかった(かかる)お金についても、ちょこんとまとめておきます。
とりま、ネガフィルム前提です!ポジのほうがちょっと高いのかしら?

 

1.フィルム購入代 だいたい600円前後

35mmのフィルムのは5本セットなどの安いもので1本400円程度、単品でも600~800円と言ったところでしょうか? (種類にもよると思いますが……。

ブローニーフィルムは、基本5本組のセット売りがメインのよう。
今回は函館の街の写真屋さんカメラのニセコさんにて、バラ売りしてくださっていたので、1本のみ手に入れることができ、試し撮りとしては幸いでした♪
WEBで相場を見るとだいたい5本セットで2000円~5000円1本換算にすると400~1000円と、35mmフィルムと大差ないようです。

2.現像代 だいたい600円程度

フィルムの現像代として、どちらもフィルム1本あたり600円程度かかりました(たしか……)。

3.合計で……写真1枚あたり約50~75円?

フィルム代と現像代合わせて、。
35mmフィルムで24枚撮りで1枚あたり50円前後、ブローニーで16枚撮りで1枚あたり75円前後、という計算となりました。

 ※あくまでも概算でーす。

 

どちらもデジタルにはほぼ概念自体が無いと言っても過言ではないコストで、比較のしようもないですが……コストの高さは厳しいですρ(-ω-。)

大きいサイズで見たいと思うとさらにプリントしたいところですが、また別途料金がかかってしまいますし……(´・ω・`)

スマホのカメラのように連写なんて、フィルムでは怖くてできませんね(笑)

 

 

最後に。

フィルム写真を体験してみて、デジタルとは違う写りの質を知ることが出来たのは良い経験でした♪(*´ω`)

どう活用できるのか、するのかしないのか、まだまだこれからですが!

 

ただひとつ、先日とあるセミナーにてお聞きしたことが思いだされます。

昔から写真とかかわり深い業種で、写真の世界への造詣の深い方のお話しでした。
写真がフィルムからデジタルに変わり、気が楽になった部分があると。それは環境への負荷が少なくなったのではないか?ということ。

フィルムは現像処理に様々な薬品を用います。それはその辺に捨てることの出来ない環境に悪影響あるものも多いと聞きます。その点、写真を撮ることは環境破壊と直結している、という感覚があったそうです。

デジタル化によって、現像処理の薬品を必要とせず写真が撮れるようになったことはひとつ罪悪感が減ったと、というようなニュアンスをお聞きした気がします。
写真への情熱と、写真を通して接する世界への影響と……少し複雑な優しき気持ちが感じられました。

もちろん一眼レフなどのデジタル機器の製造過程で全く環境への影響が無いとは言えません。それでも、影響の規模は置いておいて、写真を通して接する愛しき世界への直接的な悪影響が減るというのは、気持ち的に大きなことであるように思います。

 

モラルやマナーもですが、気持ち良く楽しく続けていきたいですよね♪.。゜+.(´▽`)。+.゜+・

 

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