Wings of iridescence

I love the beautiful world. So I take pictures.

| Homepage | Facebook | Flickr | Instagram | Tumblr | Twitter |
美しい世界が好きで、写真を撮っています。
写真関係を中心に、その他備忘録等いろいろとだらだら書いています。
☆さらに詳しくはコチラ☆

第15回 はこだて・冬・アート展 (2015年) [ 出展後記 ]

はこだて・冬・アート展が終わりました(*´ω`)
今年は思いもよらず素敵な賞を頂いてしまい、強く思い出に残るものとなりました!

f:id:iriswing:20140503201114j:plain

[出展した作品:Hakodate Park of Spring.]

簡易ながらまとめの意味で記事を記しました。

○はこだて・冬・アート展

以下のリンクの通り、以前一度記事に書きましたが、「はこだて・冬・アート展」は市民美術展ということで、一般から広く募集されたあらゆる作品が並ぶ展示会です♪

はこだて・冬・アート展 [ 出展してみた ] - Wings of iridescence

絵画、イラスト、造形、写真、書……あらゆるジャンルの、あらゆる技法を駆使された、様々な作品が並び、とてもバラエティに富んだ見応えのある美術展です。

私は昨年初めて知り応募し、今年は2度目の出展でした。
普段あまり目にすることのない分野の作品はとても刺激的です♪ 気になる作品・気に入った作品もたくさん見つかり、どんな方が制作されているのかも興味深いところですが、表彰式などでさえ全ての作品と顔が一致せずもやもやでした。(当たり前なのですが笑

 

○表彰式

今年も多くの素敵な作品が並ぶ中、拙作ながら大きな賞を頂いてしまいました。
多くの方にご覧いただく機会が出来たことをとても嬉しく思っています。このような賞を今まで頂いたことが無いため、非常に貴重な経験となりました(*´ω`)
とても光栄なことです.。゜+.(´▽`)。+.゜+・

表彰式はもう地中に埋まりたいくらいの緊張で、暗示をかけて忘れてしまいたいくらいでした!(ノω・、)
ギャラリートークにおいても、伝えたいことがどれだけ伝えられたかと思うと課題だらけです。人前で話す、ということをもっと経験し平均くらいには出来るようになりたい、と切に思いました。。。

 

○出展作品「Hakodate Park of Spring.」について

f:id:iriswing:20140503201114j:plain

今回出展した作品です。

主にHDR合成という手法を用いた加工写真です。
こちらをB0ノビ(約1m×約1.6m)のサイズに出力したものを出展いたしました。

HDR合成は、要約すると「白飛び」「黒つぶれ」を減らし、より自然な画像を得ることが出来る技術です。すでにスマートフォンなどのカメラに補助機能と導入されており、知らず知らずのうちに利用されている方も多くいらっしゃるかもしれません。

スマートフォンなどのカメラの場合は、自動でよりナチュラルな画像を得られる方向に調整がされます。私の場合は専用の合成ソフトにて合成しており、作為も含めて選択的に仕上がり方を調整しています。

具体的には、以下のような露出の異なる複数の画像を撮影し素材とします。
※以下は実際に作品の素材とした画像の撮って出しを縮小したものです。

f:id:iriswing:20150310022158j:plain

HDR合成の素材となる露出を変えて撮影した複数の素材画像 

またHDR合成の他に、フォトレタッチ(写真の補正作業)にてホワイトバランスの補正にも時間をかけました。

実際の撮影場所はオレンジ色の照明が強い場所ですが、撮影した桜の時期には画面左側奥に白色の照明が追加されていました。その結果、画面大半はオレンジ色の環境光ですが、左側の一部は白色の環境光と、画面内に複数色温度が存在した状態です。

この複数色温度が存在する写真を、オレンジ色が白色へなるようホワイトバランスを補正した場合、白色の部分が青色方向に変化してしまいます。そのため大まかなエリアでそれぞれの色温度のエリアを補正し、全体の環境光が白色に近づくよう調整をかけました。

実際の場所は人間の目にはもっと暗く写り、また暗さから色の認識力も低くなる傾向があります。そのため、実際よりも非常に明るく細部まで色鮮やかに写った今回の作品は、人の目では見ることの出来ないスーパービジョン的であったように思います。

 

○評について

ギャラリートークでは作品に対し様々な評やご質問を頂きました。細かな部分まで覚えておりませんが、記憶している評価の根拠をまとめてみます。

  1. 見たことのなさ
    第一に挙げられるのは多くの見た人に新鮮さ・真新しさを与えたことであったと思います。デジタル界隈ではHDR自体はそこまで珍しいものではないと思いますが、見たことのない人にとってはとても興味深く映るのだと感じました。よく絵のように見える!と驚きの声が聞かれましたが、知名度の低さも評価に貢献されていたように思います。
  2. 作品の出力サイズ [ B0ノビ(約1m×1.6m)にて出力 ]
    外注ながら手の届く限り大きなサイズでの出力をしました。液晶画面で見た場合には見えないような細部までじっくり見ることが出来るサイズです。大きなサイズである点、「見栄え」がする点(ぼろも見えやすくなるもろ刃でもありますが)や、他の写真出展者との「差別化」がされたように思います。
    昨年初めて「はこだて・冬・アート展」を見た時、普段あまり絵画などを目にする機会がないため、作品サイズの大きさに改めて気付かされた経験も少なからず影響がありました。またデジタルカメラがこのサイズの出力にも耐えうる画素数を備えている、というデジタル技術の恩恵も受けています。
  3. 意図的な選択と偶然性
    三脚で固定し露出を変えた複数枚を撮影し、その画像をHDR合成や補正・レタッチの処理を加え完成した今回の作品。その時その場に居たこと、構図の決定や露出の設定、HDR合成を前提とした撮影を行おうとの思考や知識など、多くの意志決定から選びだされた一通りのルートは、作品に作為のこもる重要な要素であったと改めて考えさせられました。
    その他偶然性として2点。1点目はビギナーズラックとも言えますが、HDRを始めたばかりでホワイトバランス後の発色さえ想像出来ていなかったこと。作品が出来あがった時に強い驚きと興奮があったことはとても覚えています。2点目としては、様々な写り込みには全て偶然性が絡みますが、特に月がこの位置にあったことにはとても強い偶然性を感じざるを得ません。


○はこだて・冬・アート展を終えて

とにかく、今年は賞を頂いたことが忘れられない経験となりました。
来年はどのような作品を応募出来るのか、今から悩ましく思っています。
同じ路線で良いのか、別の路線で行くべきか……今から新たな選択が始まっています。

私は元来、賞を取るため、という制作目的が苦手です。
大半のフォトコンテストなどは上位入賞作品しか発表されない選別の場ですが、「はこだて・冬・アート展」は賞などもあるものの、それに限らず様々な作品が広く一同に展示される点、とても素敵な場であると感じています。

今後も賞など気にせず、写真の楽しさを伝えられるような創作を続けていくことが出来たらありがたいことです♪

 

 

Facebookm3yamada
Twitter@7DollNxL
Instagram@mayaphgrphy
G-mail:7dollnxl@gmail.com