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五稜郭タワー創業50周年記念『道南フォトコンテスト』と、フォトコンの応募要項の難しさ。 [ フォトコン ]

五稜郭タワー創業50周年記念『道南フォトコンテスト』

道南フォトコンテストという写真コンテストが募集されているようです♪

けっこうもう3週間ほど前から募集開始されていたようですが、今頃知りました!

過去1年以内に撮影した写真を四つ切orワイド四つ切のプリントの形で、送付にて1/31締め切りまで募集中とのことです。

詳細はリンク先でどうぞ!

五稜郭タワー創業50周年記念『道南フォトコンテスト』作品募集中♪

五稜郭タワー創業50周年記念『道南フォトコンテスト』作品募集中♪ | GO太くん★ブログ 


【募集】道南フォトコンテスト写真募集/五稜郭タワー(株) / 函館・南北海道観光ガイド

 

 

個人的には、応募できるような作品があるかわからないので応募するかわかりませんが……(´・ω・`)

どのような作品が集まるのか、結果が今から楽しみであります.。゜+.(´▽`)。+.゜+・

 

以下、素人なりにですが応募要項の個人的に気になった部分をちょこんと見てみます。

 

○応募要項の文言の難しさ

①どこまで画像処理していいのか?
②未発表はどこまでなのか?
著作権はどうなるのか?
このコンテストに限りませんが、今回気になった部分について少し書いてみました。

①画像処理

道南フォトコンの応募要項の応募規定に以下の文章があります。

・著しく画像処理を施した作品は対象外といたします。

む、どの程度までの画像処理(加工?レタッチ?)が大丈夫なのでしょう?

勝手な結論:たぶんナチュラルちょい綺麗テイストまで(たとえるなら、キレイめカジュアル)

非常に上手い文章だなーと思います。
加工やレタッチがどこまで許されるのか断言することが難しい現状で、こういう画像処理はダメ!などと言わず、やんわりと加工し過ぎはダメよ、と教えてくれています。明言しないことで、取捨選択の自由を確保する意図もあると思いますが。

このコンテストの場合は、芸術分野ではなく自然・歴史の風景を主題としたものですので、画作りとしてはナチュラルなものが求められるのは当然とも言えます。

しかし案外、写真(しかもプリントだけ)を見てそれが自然なものか不自然なものかという判断は難しいものです。合成や加工をしていようと、自然に(綺麗に)見えるのなら通ってしまうのでしょう。

ナショナルジオグラフィックのフォトコンテストのように、RAWデータまで提出させる、となると邪魔な写り込みひとつ消しただけで入賞取り消しということもあり得ますが、プリントとその印刷元データ(ほぼ同じもの)のみでは判断しようがありません。そもそもあちらは“目に見える世界を忠実に”という明確な基準があります。

観光・商業的な写真は基本的に見栄え重視です。その点を加味すれば、ナチュラルよりはアウトにならない程度に綺麗な作品が採用されるのでしょう。

 

個人的にはレタッチも合成も気にせず使うのでこの文言があるだけでちょっと息苦しさを感じますw
うーん、ナチュラルちょい華美テイスト、という模範解答はなんとなく予想出来るものの、あえて無加工だけど加工っぽいテイスト、というのも面白いかなと思ったり……。

 

②未発表

道南フォトコンの応募要項の応募規定に以下の文章があります。

・応募作品は、プロ・アマ問わず、函館・道南地域で応募者本人が過去1年以内に撮影した未発表の作品に限ります。

未発表って、どこまでなのでしょう?

勝手な結論:たぶん無報酬ならSNSやブログに上げたくらいでは問題なしだと思う(思いたい) 

さて気になるのは未発表のほうです。どう捉えましょう?
誰にも見せたことがない写真は問題ないですが、昔と違いデジタルネイティブよりの写真撮る人ってたいてい何かしらにUPしてしまう傾向があると思います。
フィルムで撮っていてケータイもパソコンも持っていません、という場合は、個展やコンテストの応募、印刷物を知人に見せるなど、発表の場は限られるのですが。
デジタルネイティブよりな人は、SNSなりブログなり写真投稿サイトなりにUPすることが多いので(しかも良く撮れたと思う写真ほど)、広義の意味では発表している割合が多くなり、これがアウトとなるととても応募し難いようにも思います。

まぁ、何らかのWEB上にUPして満足する層の人は、コンテストに見向きもしないのかもしれませんが。せっかく開催するのなら、多くの人が参加しやすい方がよいのになーと思います。

また、WEB上のフォトコンテストなども数多く行われているので、複数のフォトコンで賞をとることを良くないとすれば、他のコンテストへ応募した作品は避けるべきとは思います。
そういったところへ応募する層の方は、もうそういったリテラシーを持っているのでしょうけれどw

現実問題、他の類するコンテストに入賞した作品などを選んでしまうことを避けたい、ということが重要だと思います。つまりは商業的に作品の利用が重複してしまうことを避けたい、ということで、写真素材販売サイトなどにUPしたものもダメそうな気がします。

普通に写真をSNSなんかにUPしている程度では、写真の解像度が低い場合も多く、非営利であるため問題ないと勝手に思っています(´・ω・`)
フォトコンまで行かなくとも何らかの選出が絡み、数千人~数万人規模で見られた写真はちょっと危ない気もしてきますが……無報酬である限り大丈夫なんではないのかな~と。

そんな個人的見解でした笑

 

 ③著作権

道南フォトコンの応募要項の募集規定に以下の文言があります。

・入賞作品の著作権は主催者に帰属します。

入賞したら、賞金と引き換えに著作権買いとられちゃうの?

結論:著作権はあくまでも撮影者のものらしい(譲渡契約となった場合はその限りではない)

 著作権というのも馴染みあるようでわかりにくく、デジタル化でコピーが安易になったことで、より身近になったようでより気にしなくなってしまっているような気がします。
基本的に著作権はあらゆる創作物に自然発生する権利です。目に見えないものに名前をつけてもなかなか分かりにくいのですが……。

フォトコンテストの周辺で考えると、入賞した作品の使用に関するトラブルを未然に防ぐための文言と考えられます。主催側は、入賞作品を宣伝・広報などに利用する前提で開催していますので、受賞者が作品を使わないでくれ!と言われると困るということなのでしょう。

 

ちらっと検索してみると、日本写真著作権協会(JPCA)においてフォトコンテストの要項の範例がありました。

こちらを見てみると、

1.応募作品の著作権は、撮影者に帰属します。
2.入賞作品は、主催者が催す展覧会のほか、制作する作品集、パンフレットなどに、優先的に使用する権利を1~2年間を限度に保有します。入賞作品は本コンテストの広報活動として、新聞、雑誌、テレビ、ホームページなどで使用することがあります。使用にあたっては撮影者の氏名表示を行います。
3.入賞作品の撮影原板(フィルム)またはデジタルデータは1~2年間を限度に、主催者がお預かりして、広報活動などに使用し、使用期間満了後、撮影者(入賞者)に返却します。

……

 とあり、1~3までの項目は必須と書かれています。

記事自体が若干古い(おそらく2010年ごろ)点はありますが、基本的に著作権は撮影者に帰属すること、ただし1~2年の範囲で主催者側が作品を利用する権利を得ること、作品の使用の際には撮影者の氏名表示をすること、などが明記されています。

 

主催者側としては、賞金を対価に著作権を買い取る、という感覚なのでしょう。しかし著作権の帰属先に関する要項の文章は、権利に関する主催者の認識にも繋がってきます。応募者にも、受賞した作品がどこにどのように使われるのかは明確に伝えられるべきと思います。

現実的にはほぼ問題は起こらないのでしょう。
ただお互いがこの文言のみで了承し何もなければ、著作権の譲渡契約が発生したとみなされる可能性も高く感じます。

著作権全てが譲渡されたとすると、以後その作品は自分の写真ではないのと同義になるかもしれません。(案外大事なことな気がします、ここw

写真撮る人にとっては、まーまた撮ればいいや!という気持ちがあったり、写真自体が世間的に芸術性の領域に入らない限り一般的に生ものに見られる価値判断がされたり、そんなこんなが、著作権をあまり気にしない風潮を生みだしているのかもしれません。

 

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写真コンテストって、ほんと募集要項作るだけでも大変そうだなぁと感じました。
写真の選考も単体の写真の良し悪しや深みよりは、他と被っていないか・インパクトがあるか等も重要になってきたりと、案外好みで判断が分かれる部分が多いように思います……。

タイムやスコアがない分野では優劣というのはとても決め難いもので、結局文化の方向性の違い、つまり好みの問題に感じたりします。その点、周囲と比べられてしまうフォトコンはあまり好きではなかったりもするのですが←

気が向いたら、お遊び程度に応募してみよっかな・:*:・(●´Д`●)・:*:・